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二十五

 だが、なおも蕾


「か、かかか! ら、ららら!」


「は、早よ、うつ伏せになるんや! ええか? 喉ん中に指を突っ込むさかい、食ったもん吐くんや!」

 こんな姿など見た事がないくらい慌てている破近


「は、早よせえ!」


 ここでご本人さん


「お、お茶をー、く、くだされいー」


「ん?」

 すぐにきゅうすの中のお茶を湯飲みに注いだ姐さん、それを渡し


「は、はいよ!」


 そして渡された茶を一気飲みした蕾、ようやく


「ふう、死ぬかと思いましたあ!」


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