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十四
その様子を眺めている破近が
「お信ちゃん? そん時の話を聞かせてくれへん?」
「あ、はい」
頷いた相手、一人の若者を指差し
「料理をお持ちしましたところ、そこの方に徳利を十本持ってこいと」
「十本やて?」
声を上げた破近、すぐにその男に
「おまえさんの名は?」
鬼に続いて今度は青き目だ。そらもう、びびるしかない若者
「は、はい、す、助六でして。で、でも覚えちゃおりません」
「そやろな」
こう言って破近、再びお信に
「で?」
その様子を眺めている破近が
「お信ちゃん? そん時の話を聞かせてくれへん?」
「あ、はい」
頷いた相手、一人の若者を指差し
「料理をお持ちしましたところ、そこの方に徳利を十本持ってこいと」
「十本やて?」
声を上げた破近、すぐにその男に
「おまえさんの名は?」
鬼に続いて今度は青き目だ。そらもう、びびるしかない若者
「は、はい、す、助六でして。で、でも覚えちゃおりません」
「そやろな」
こう言って破近、再びお信に
「で?」
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