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五
この時
「プチッ!」
これが聞こえた破近
「ん? 朝ちゃん。今、何か音がせえへんかった?」
「へい、確かに。何の音でしょう?」
すぐに二人とも、座布団の下やら掘りごたつの中やらを調べ始めたのだが
「何もあらへんな」
だが、そんな事などお構いなしの姐さん
「他人様の事よりも、あんたも言うほど若くないんだから。その甘ったるい言葉遣いなんて、もう似合わないよ」
「ピキッ!」
「ま、また?」
思わず上を見上げた破近
「鼠やろか?」
この時
「プチッ!」
これが聞こえた破近
「ん? 朝ちゃん。今、何か音がせえへんかった?」
「へい、確かに。何の音でしょう?」
すぐに二人とも、座布団の下やら掘りごたつの中やらを調べ始めたのだが
「何もあらへんな」
だが、そんな事などお構いなしの姐さん
「他人様の事よりも、あんたも言うほど若くないんだから。その甘ったるい言葉遣いなんて、もう似合わないよ」
「ピキッ!」
「ま、また?」
思わず上を見上げた破近
「鼠やろか?」
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