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七十三
蕾の言葉に少々考え込んだ姐さんだったが、やがてぽそっと
「それしかないか」
そう吐いて、すぐに
「でもさ、決して危害を加えちゃ駄目だよ」
「わかり申したあ!」
これに姐さん、今度は緑丸に向かって
「お目付け役を頼むね」
忍び込むのは一家団欒の夕食時を狙ってと相成り、それまでの間を散歩に費やすことにした緑丸。
「大蛸様が、長い足を道の代わりとして……」
話の詳細を思い出そうとしていると
「あ、海辺まで来てしまったでつ」
蕾の言葉に少々考え込んだ姐さんだったが、やがてぽそっと
「それしかないか」
そう吐いて、すぐに
「でもさ、決して危害を加えちゃ駄目だよ」
「わかり申したあ!」
これに姐さん、今度は緑丸に向かって
「お目付け役を頼むね」
忍び込むのは一家団欒の夕食時を狙ってと相成り、それまでの間を散歩に費やすことにした緑丸。
「大蛸様が、長い足を道の代わりとして……」
話の詳細を思い出そうとしていると
「あ、海辺まで来てしまったでつ」
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