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六十九
わなわなと震える相手に、慌てた姐さん
「あ、まだそうと決まったわけじゃないよ」
こう言い聞かせ、すぐにその首を反転し
「蕾ちゃんさ、もう浴衣にするからね!」
「へ? 風邪ひいちゃいますう」
「だったら、余計なことは言いなさんな」
「わかったでござるう」
だが収まらないのは
「蕾さん! 何故、弥太爺の仕業だと!」
「だってお滝さんってえ、そっちの方から引きずられてきた跡があ」
「あちゃあ」
思わず手で目を塞ぐ、姐さんと少年。
わなわなと震える相手に、慌てた姐さん
「あ、まだそうと決まったわけじゃないよ」
こう言い聞かせ、すぐにその首を反転し
「蕾ちゃんさ、もう浴衣にするからね!」
「へ? 風邪ひいちゃいますう」
「だったら、余計なことは言いなさんな」
「わかったでござるう」
だが収まらないのは
「蕾さん! 何故、弥太爺の仕業だと!」
「だってお滝さんってえ、そっちの方から引きずられてきた跡があ」
「あちゃあ」
思わず手で目を塞ぐ、姐さんと少年。
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