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 さらに姐さん


「私も旦那も親分さんも、独り者だからいいんですが」

 ここで喜助に

 

「どなたかいい人と過ごすつもりだったんでは?」


 それに本人ではなく


「こいつに、そんな人がおりまっかいな! な? 喜助」


「面と向ってそう言われると、何やら気分悪いですが……実はいません」


 これに満足な破近


「ほれみい!」


 姐さん続けて


「蕾ちゃん、風魔の里に帰省は? せっかくの正月だよ」


 この問いに微笑むくの一


「こっちにいた方が楽しいですう!」


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