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五十七
姐さんから主導権が移った緑丸
「この言い伝えを知ってるのは、他に誰がいまつ?」
「無論、隣のクソ爺じゃ。家族に喋ったかどうかはわからんがな」
「そうでつね。ただ……」
姐さんの方を見やり
「これで二年毎の意味がわかったでつね」
「確かに……だけど肝心の行方知れずについては、さっぱりだね」
こう答えた姐さんだったが
「蕾ちゃん、どうしたんだい?」
「えっとお、普通の婆なら『祟りじゃあ!』くらいは言ってくるかなってえ」
姐さんから主導権が移った緑丸
「この言い伝えを知ってるのは、他に誰がいまつ?」
「無論、隣のクソ爺じゃ。家族に喋ったかどうかはわからんがな」
「そうでつね。ただ……」
姐さんの方を見やり
「これで二年毎の意味がわかったでつね」
「確かに……だけど肝心の行方知れずについては、さっぱりだね」
こう答えた姐さんだったが
「蕾ちゃん、どうしたんだい?」
「えっとお、普通の婆なら『祟りじゃあ!』くらいは言ってくるかなってえ」
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