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五十
だが食い下がる姐さん。そのために遥々やって来たに他ならない。
「お言葉ですが……たとえ米一粒であっても、探そうとしない限り見つかるはずもないと」
「ほう?」
「だからこそ、私らの問いに答えていただきたいと。そこに、何か手掛かりがあるやも知れません」
黙り込んだお岩婆。やがて、その口を再び開き
「お君よ? このおなごにばかり喋らせて、実際のおまえの気持ちはどうなんじゃ?」
いきなり尋ねられ、面食らっている当人――
だが食い下がる姐さん。そのために遥々やって来たに他ならない。
「お言葉ですが……たとえ米一粒であっても、探そうとしない限り見つかるはずもないと」
「ほう?」
「だからこそ、私らの問いに答えていただきたいと。そこに、何か手掛かりがあるやも知れません」
黙り込んだお岩婆。やがて、その口を再び開き
「お君よ? このおなごにばかり喋らせて、実際のおまえの気持ちはどうなんじゃ?」
いきなり尋ねられ、面食らっている当人――
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