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四十八

「いちいち神経を逆なでしまつね」


「何か言いましたかあ、緑兎くん? ぎゃっはっは、緑兎って!」


 高揚感テンションにおいては勝てるはずもなき相手。少年、さらに蚊の鳴くような声で


「勝手にほざけばいいでつ」



 そして朝飯のあと、平常心に戻った緑丸の口より


「実は昨夜、寝れずに……あ、寝ずに考えたんでつが」



 思ってることを全て話し終えたところ


「やっぱり、お岩婆様に聞くのが早道だろうねえ」


「じゃあ早速、即身仏に会いに行こうぜえ!」



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