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四十二
「あ、そうなん……」
そこにいきなり
「ゴボボッ!」
「ど、どうしたんだい!」
「だ、だって姐さん」
半泣きの蕾さん、慌てて表へと
「こんな糞まずい煮っころがしい、初めてですからあ!」
これを見て、唖然としているお二人さん。やがて姐さん、意を決し
「この私も」
と口に入れた瞬間、その頬を伝うわ無数の涙
「け、決して涙腺弱い方じゃないのに」
それに考え込んでる緑丸
「もしや、このせいで亀吉さんは逃げたかも?」
んな阿呆な――
※実のところ、当初は真剣にこの結末を考えておりました……があ、あまりにも読者の皆様をナメていると気づき、やめた次第です。私こそが阿呆でしたww