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三十四
やがて
「ところでえ」
やはりニコニコ顔の、このくの一
「今宵の飯は何っすかあ? ワクワクう!」
「え? は、母上が仕掛けた網に、おそらく魚らが……」
「じゃあ、私も手伝ってきますう!」
話もそっちのけで立ち上がったくの一、その去り際に
「これでも元漁師なのだあ!」
「ほ、本当かい?」
目を丸くしている姐さん。
「何でも実家のお寺で住職見習いしていたんでつが、足が痺れるのが嫌だと家出し……」
「お、お寺さんの娘だってえ?」
やがて
「ところでえ」
やはりニコニコ顔の、このくの一
「今宵の飯は何っすかあ? ワクワクう!」
「え? は、母上が仕掛けた網に、おそらく魚らが……」
「じゃあ、私も手伝ってきますう!」
話もそっちのけで立ち上がったくの一、その去り際に
「これでも元漁師なのだあ!」
「ほ、本当かい?」
目を丸くしている姐さん。
「何でも実家のお寺で住職見習いしていたんでつが、足が痺れるのが嫌だと家出し……」
「お、お寺さんの娘だってえ?」
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