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二十三
「さあ着きやしたぜ」
確かに一隻の舟も見当たらない。
「ま、せいぜい気をつけるこった」
そう言い残し、さっさと漕いで戻った船頭。
「さあてっと」
辺りを見回す姐さんだが
「どこだろ?」
その視線に入ってきた、網をいじっている爺さん。
「じゃあ、この私があ」
つかつかと歩み寄った蕾
「お君さんのうちって、どこですう?」
これに一瞥をくれてきた相手、すこぶる迷惑そうな顔で遠くを指してきた。
「おおきにですう、この無礼者お!」
「さあ着きやしたぜ」
確かに一隻の舟も見当たらない。
「ま、せいぜい気をつけるこった」
そう言い残し、さっさと漕いで戻った船頭。
「さあてっと」
辺りを見回す姐さんだが
「どこだろ?」
その視線に入ってきた、網をいじっている爺さん。
「じゃあ、この私があ」
つかつかと歩み寄った蕾
「お君さんのうちって、どこですう?」
これに一瞥をくれてきた相手、すこぶる迷惑そうな顔で遠くを指してきた。
「おおきにですう、この無礼者お!」
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