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四十
黙って、ただ頷くおマキ。
「そやろ? おまえさん、ちょっとばかしおかしいんとちゃう? 鬼やったら、危険承知でわざわざ助けには来んやろ?」
「……」
「見とってみ? その内な、父上が慌てて来るさかいな」
「で、でも母上が亡くなった時、父上は姿を……」
これに破近
「何かあったんちゃうん? わいな、子供おらんから偉そうには言えんけんどな」
そして、優しき青き眼差しを相手に向け
「いっぺん、そこんとこを尋ねてみたらどうなん?」
黙って、ただ頷くおマキ。
「そやろ? おまえさん、ちょっとばかしおかしいんとちゃう? 鬼やったら、危険承知でわざわざ助けには来んやろ?」
「……」
「見とってみ? その内な、父上が慌てて来るさかいな」
「で、でも母上が亡くなった時、父上は姿を……」
これに破近
「何かあったんちゃうん? わいな、子供おらんから偉そうには言えんけんどな」
そして、優しき青き眼差しを相手に向け
「いっぺん、そこんとこを尋ねてみたらどうなん?」
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