342/3502
三十九
「うんにゃ、間違いなく鬼や! 実際にわいを殴って、こうやって縛ってるやん!」
「そ、それは、おじさんがしたのだ」
これに破近、強い口調で
「そら卑怯やで! 人のせいにしたらアカン! おまえさんも片棒を担いでるやろが!」
「……」
「普通の人の子がする事ちゃうで!」
何と言おうと、相手はまだ九つ。さすがにここまで言われると
「ご、ごめんなさい、なのだ」
「あのな、父上が助けに来ると思ってるから、こんな真似してるんやろ?」
「うんにゃ、間違いなく鬼や! 実際にわいを殴って、こうやって縛ってるやん!」
「そ、それは、おじさんがしたのだ」
これに破近、強い口調で
「そら卑怯やで! 人のせいにしたらアカン! おまえさんも片棒を担いでるやろが!」
「……」
「普通の人の子がする事ちゃうで!」
何と言おうと、相手はまだ九つ。さすがにここまで言われると
「ご、ごめんなさい、なのだ」
「あのな、父上が助けに来ると思ってるから、こんな真似してるんやろ?」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。