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七十八

 中より取り出したるは、血の染みがついてる二枚。そして、それを掲げ


「で、右が隆三郎はんの手拭いでおます。ほれ、ようと見てみ?」


 畳の上に、無造作に放り投げられた手拭い二つ。それをまじまじと眺める同心連中だが


「はいっ!」


「どんぞ」


「同じ血の染みにしては、違いが明らかと」


 これに皆も


「確かに」

「何故なんだ?」

「鈴木さん? こっちって何の血?」


「坊主はんな、隆三郎はんのは鶏の血とおぼしき染み。そっちのはな……」



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