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七十三
菊やんの言葉に機嫌を良くする、案外と単純な男
「そうかいな? ほな続きを」
再び声色を、気色の悪い女声に
「運んだ後に、私が布団を始末するからさ。あんたは鶏を絞めておいでよ」
「は、はあ」
「だげど、くれぐれも音を立てないように……隆三郎に気づかれでもしたら、一巻の終わりだからね」
「その血を、あの部屋に撒くんですね?」
「そうよ。それだったら南町の目も欺けるわよ。ついでに、隆三郎の手拭いでもかっぱらっておいで」
菊やんの言葉に機嫌を良くする、案外と単純な男
「そうかいな? ほな続きを」
再び声色を、気色の悪い女声に
「運んだ後に、私が布団を始末するからさ。あんたは鶏を絞めておいでよ」
「は、はあ」
「だげど、くれぐれも音を立てないように……隆三郎に気づかれでもしたら、一巻の終わりだからね」
「その血を、あの部屋に撒くんですね?」
「そうよ。それだったら南町の目も欺けるわよ。ついでに、隆三郎の手拭いでもかっぱらっておいで」
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