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七十一
「どうやって?」
「ここで殺めたってわかったら、かばいようがないよね?」
もはや合いの手すら必要なき独壇場。
「ああ。貴女ならともかく、番頭の私が夜遅く寝室に忍び込むというのは……しかし心の臓をひと突きってのは、どう考えもまずかったかと」
「今更そこを言っても仕方ないだろ? こいつの寝顔を見てるうちにさ、何だか無性に腹が立ってきたんだよ」
「は、はい」
「つべこべ言わずに、さっさとあそこの部屋まで運びましょ!」
「どうやって?」
「ここで殺めたってわかったら、かばいようがないよね?」
もはや合いの手すら必要なき独壇場。
「ああ。貴女ならともかく、番頭の私が夜遅く寝室に忍び込むというのは……しかし心の臓をひと突きってのは、どう考えもまずかったかと」
「今更そこを言っても仕方ないだろ? こいつの寝顔を見てるうちにさ、何だか無性に腹が立ってきたんだよ」
「は、はい」
「つべこべ言わずに、さっさとあそこの部屋まで運びましょ!」
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