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三十四
隆三郎の部屋へと招かれたお二人さん。そこに早速、手拭いを畳の上に置いた菊やん
「貴方自身の物と言われましたが?」
それに相手は頷き
「その通りで。それが三日ばかし前より、消え失せてしまって」
「消え失せた?」
「ええ。いつもは、そこの……」
隆三郎、壁を指さし
「あの釘に引っかけていたんですが」
そこに目をやった菊やん
「確かに釘が差してありますね」
そして目の前の手拭いに、再び手をかけ
「これは預からせてもらいます」
隆三郎の部屋へと招かれたお二人さん。そこに早速、手拭いを畳の上に置いた菊やん
「貴方自身の物と言われましたが?」
それに相手は頷き
「その通りで。それが三日ばかし前より、消え失せてしまって」
「消え失せた?」
「ええ。いつもは、そこの……」
隆三郎、壁を指さし
「あの釘に引っかけていたんですが」
そこに目をやった菊やん
「確かに釘が差してありますね」
そして目の前の手拭いに、再び手をかけ
「これは預からせてもらいます」
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