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二十七

「ああっ、思い出したぞ! 確か、老いる屋とかいう……」


「そう、その油問屋の一件だ」


 すでに気が動転している松殿


「さ、桜殿! う、瓜二つどころか、そっくりではないか!」


「……同じ意味だ」


 そこに明智様


「そっかあ。この三名しか、当時ここにいなかったんだ」


「その通りで」

とは答えたものの桜殿、自問自答にて


「はたしてこの旨、皆に告げた方が良いのだろうか?」


 捜査に先入観を持たせてしまうやも――これを危惧しているのだ。



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