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二十六

 そこに、後ろよりいきなり照らされたお二人さん。振り返ると――


「どうされた? お二人ともうなだれ……まるで倒れた鏡餅ですぞ」


 確かに丸いの二つではあったが、これに明智様


「ホント鈴木さんのおかげで、皆が皆とも口が悪くなってきて」


 これに松殿、屈託なき笑顔で


「これは失礼をば」


 だが、そんなことよりも


「おぬし、覚えてるだろ?」


「何をだ、桜殿?」


「十年前の事件に瓜二つだろが?」


 これに松殿、その長き首を捻っている――



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