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二十二
「罪も罪。お凛は死罪で、彦之助は獄門で晒し首よね。何せ主人の女房との姦通ですから」
「とは言ってもな、菖蒲殿」
桜殿、無き顎を指で探しながら
「姦通現場に乗り込むなど動かぬ証がない限り、こればっかりはどうしようもないぞ」
「そりゃそうですけど」
ここに菊やんが
「では、当然ながら主人の耳にも入っていたかと?」
「そりゃ間違いないだろ。無論、その現場にて両者を殺めることもできたはず……何しろ、お咎めなしだからな」
「罪も罪。お凛は死罪で、彦之助は獄門で晒し首よね。何せ主人の女房との姦通ですから」
「とは言ってもな、菖蒲殿」
桜殿、無き顎を指で探しながら
「姦通現場に乗り込むなど動かぬ証がない限り、こればっかりはどうしようもないぞ」
「そりゃそうですけど」
ここに菊やんが
「では、当然ながら主人の耳にも入っていたかと?」
「そりゃ間違いないだろ。無論、その現場にて両者を殺めることもできたはず……何しろ、お咎めなしだからな」
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