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十七
ここは奉行所内の会議部屋。
皆が集まってる中――お凛への取り調べの報告を終えた桜殿。
「……と、いうわけだが」
これに、いつも皆より鼻の差だけ早い松殿が
「そうか、あくまでも自身の仕業と言ってるんだ」
「さっきも申したが、亭主の暴力に耐えなれなかったとさ」
そこに
「はいっ!」
「何だ、藤殿?」
「亭主を刺したって、そのどこをでしょう?」
「心の臓らしい」
ここで吟味方が
「この目で確認したわ。でな、これがひと突きでな」
ここは奉行所内の会議部屋。
皆が集まってる中――お凛への取り調べの報告を終えた桜殿。
「……と、いうわけだが」
これに、いつも皆より鼻の差だけ早い松殿が
「そうか、あくまでも自身の仕業と言ってるんだ」
「さっきも申したが、亭主の暴力に耐えなれなかったとさ」
そこに
「はいっ!」
「何だ、藤殿?」
「亭主を刺したって、そのどこをでしょう?」
「心の臓らしい」
ここで吟味方が
「この目で確認したわ。でな、これがひと突きでな」
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