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九
そして近づき、その小刀を手に
「こいつでどこを刺したん?」
「よくは覚えておらず……」
そんな相手に
「あんさんな、心の臓を見事一撃にて思いを達してるやん」
「そ、その通りでした。もう無我夢中でしたもんで」
役人らに奉行所まで連れていかれる若者。その後ろ姿を見ながら
「旦那。誠にあっけない幕切れでしたな?」
それに笑みを浮かべる破近
「朝ちゃんな、たまにはええんとちゃう?」
だがこれは、単なる第一幕にすぎなかった――
そして近づき、その小刀を手に
「こいつでどこを刺したん?」
「よくは覚えておらず……」
そんな相手に
「あんさんな、心の臓を見事一撃にて思いを達してるやん」
「そ、その通りでした。もう無我夢中でしたもんで」
役人らに奉行所まで連れていかれる若者。その後ろ姿を見ながら
「旦那。誠にあっけない幕切れでしたな?」
それに笑みを浮かべる破近
「朝ちゃんな、たまにはええんとちゃう?」
だがこれは、単なる第一幕にすぎなかった――
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