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 隣の部屋へと向かった破近。その姿を認めた三名の役人、すぐに座して頭を下げる中


「おじゃましまんにゃわ!」


 これに三名、そのまま前転している。そして何故だか見知らぬ者までも――


「あんさんは、転がらんでもええわ」


 これを聞き、前転の中途で仰向けになっている若者


「ど、どうも」


「で、隣で横たわってはるご主人はんを、手にかけたってかいな?」


 これに後転して正座した、器用な相手だったが


「この私が久衛門様を刺しました」



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