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四十二
「そ、そうなんだ」
「で、さっきの問いなんだが?」
これに弥助
「お里に、おたくが救い出した娘だけだよ」
「亭主は?」
「作蔵っていったんだけど、ずっと前に病で亡くなって」
「そうか」
頷いた平次、まだ聞きたいことはあるのだが、旦那に花を持たせるつもりか
「あっしの尋ねたかったことは、これにて終いです」
「え? もういいの?」
「へい」
「そ、そう」
ならば、ここで真打ち登場――と思いきや、これがまたまた口を開いてこない。
「そ、そうなんだ」
「で、さっきの問いなんだが?」
これに弥助
「お里に、おたくが救い出した娘だけだよ」
「亭主は?」
「作蔵っていったんだけど、ずっと前に病で亡くなって」
「そうか」
頷いた平次、まだ聞きたいことはあるのだが、旦那に花を持たせるつもりか
「あっしの尋ねたかったことは、これにて終いです」
「え? もういいの?」
「へい」
「そ、そう」
ならば、ここで真打ち登場――と思いきや、これがまたまた口を開いてこない。
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