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三十三
だが、皆がホッとしたのもつかの間
「お、おーい! は、早く!」
例の患者の家の前で、両手で激しく手招いてる若者。
これに反応した菖蒲殿、隣の老人に
「あの人って?」
「弥助ですだ」
そこに何事かと走り寄る村人たちだったが、やはり先頭を切るのは平次で
「どうした?」
一緒になって中へと入った弥助、わなわなと指を差すだけ。
「だから、どうしたって聞いて……」
そう言いながら目をやった岡っ引きだが――さすがに天を仰いでいる。
だが、皆がホッとしたのもつかの間
「お、おーい! は、早く!」
例の患者の家の前で、両手で激しく手招いてる若者。
これに反応した菖蒲殿、隣の老人に
「あの人って?」
「弥助ですだ」
そこに何事かと走り寄る村人たちだったが、やはり先頭を切るのは平次で
「どうした?」
一緒になって中へと入った弥助、わなわなと指を差すだけ。
「だから、どうしたって聞いて……」
そう言いながら目をやった岡っ引きだが――さすがに天を仰いでいる。
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