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二十六

 無頼安を走らせ高輪にやってきた破近


「どこに潜んでるんやろ?」

 そう言って辺りを見回していると、そこに風に乗って――


「く、くっさあ! あ、あやつの臭いに間違いないわ!」


 一方、倉庫の二階より外を監視している二十衛門。

 やがて、その目には


「ん? お、やってきたやってきた!」

 そしてすぐにおマキに向って


「よし、手はずどおりに!」



「ここやな? 臭いの元は」

 まるで厠扱いの破近、すぐに倉庫内へと侵入し


「ん? 二階から臭うわ」


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