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十五
「菖蒲はんな? ほな代わりに遠き島まで行きまっか?」
これに目を大きく見開いた者
「じ、実はこの私、虫が大好きで、オホホホ……」
「ホンマ、阿呆まっしぐらやな」
この時、破近の隣にやってきた松殿
「小耳に挟んだのだが」
「念仏を、でっか?」
「誰が馬の耳と言った? 小耳だ、小耳!」
「こら失礼……で?」
「菖蒲殿の隣にいる、あの竹何とかという医者だが」
「竹輪でんな」
「あ、そうか。でな、巷では筍医者と呼ばれてるらしいぞ」
「菖蒲はんな? ほな代わりに遠き島まで行きまっか?」
これに目を大きく見開いた者
「じ、実はこの私、虫が大好きで、オホホホ……」
「ホンマ、阿呆まっしぐらやな」
この時、破近の隣にやってきた松殿
「小耳に挟んだのだが」
「念仏を、でっか?」
「誰が馬の耳と言った? 小耳だ、小耳!」
「こら失礼……で?」
「菖蒲殿の隣にいる、あの竹何とかという医者だが」
「竹輪でんな」
「あ、そうか。でな、巷では筍医者と呼ばれてるらしいぞ」
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