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九
「そこは、このお江戸なら今川焼きだな……って、何を言わす!」
「こらまた、ノリツッコミも旨うなってからに」
その手を叩いた破近、皆を見回し
「実はもう決まってまんねん」
この悪魔の如き言葉を聞き、不安そうに顔を見合わせる面々だったが
「栄えある席を確保したんはな、何を隠そう――菖蒲はんでおま!」
「おおっ!」
歓声やら拍手やらが飛び交う中
「はいっ!」
「どんぞ、藤やん」
「菖蒲殿は、遠島行きの支度中ではないかと?」
「そこは、このお江戸なら今川焼きだな……って、何を言わす!」
「こらまた、ノリツッコミも旨うなってからに」
その手を叩いた破近、皆を見回し
「実はもう決まってまんねん」
この悪魔の如き言葉を聞き、不安そうに顔を見合わせる面々だったが
「栄えある席を確保したんはな、何を隠そう――菖蒲はんでおま!」
「おおっ!」
歓声やら拍手やらが飛び交う中
「はいっ!」
「どんぞ、藤やん」
「菖蒲殿は、遠島行きの支度中ではないかと?」
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