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百四十九
そして破近、少年に向かって
「実際、ここまでの考えはあったん?」
これに相手が、コクリと頷くのを見て
「自分、なかなかの知恵もんやな。で、そのあとは?」
「橋までやってきた定吉さんに……実のところ、姉上はたいそう嫌がっておりますと申しました」
破近、そこでその青き目を見開き
「こらまた、ハッキリ言う子やわ。ほな、相手は何て?」
「遠くを見ながら、確か……そんな事を言うためにわざわざ、とか」
「そら、そう言うわな」
そして破近、少年に向かって
「実際、ここまでの考えはあったん?」
これに相手が、コクリと頷くのを見て
「自分、なかなかの知恵もんやな。で、そのあとは?」
「橋までやってきた定吉さんに……実のところ、姉上はたいそう嫌がっておりますと申しました」
破近、そこでその青き目を見開き
「こらまた、ハッキリ言う子やわ。ほな、相手は何て?」
「遠くを見ながら、確か……そんな事を言うためにわざわざ、とか」
「そら、そう言うわな」
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