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百四十六

「あ、どうも」


「そこの又三はんよりかな、はるかにガキンチョでっせ!」

 破近、ひとしきり睨んだあと、


「ほな続きを」


 これに当人、戸惑い顔で


「えっと……」


「母上、ならびに父上……こっからやわ」


「あ、はい、コホン……常より真正直に生きよと。ですからその教え通り、嘘偽りを申す気などございませぬ」


「そらたいしたものでんな……」

とは感心しながらも


「ほれみてみ! せっかくの決め台詞がな、妙にシラケてもうたやないか!」



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