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百三十二

「そ、そんな馬鹿な話……」


 さすがに目を丸くする孫に代わって


「おい、探り屋! 貴様、いい加減にせんかい!」


 それには、こちらも氷助に代わって菊やんが


「しかし主殿? 今の話について、何か反論できることでも?」


 ここにきて畳一枚挟んだ、南町対横島屋の全面戦争の様相を呈してきた。


「は、反論じゃと? 大体がな、この子がそんな大それた事などするわけがない!」


 そこに今度は明智様


「そんな反論って、聞いたこともないですねえ」



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