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百十一

「何を馬鹿なことを? ならば」

 ここで、隣に並んでいる家族を見やり


「この者らの中におると申すのか?」


 このとき満を持して、そのぷよぷよ腕を鳴らしてきた男が


「只今からね、一昨日の晩から翌朝にかけて何をしていたのか……これを各々に言ってもらいますよ」


「ぶ、無礼にもほどが……」


 これを隣より手で制してきたお三枝さん


「お父上。別にやましいことなどないので、お答えしたいと……」

 そして明智様に一言


「無論、寝てました」



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