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百四
「いちいち、うざいやっちゃな。で、あと二人ばかし……」
そこにすぐさま
「この私が」
さすがの菊やんだったが――皆とも厄介事と思ったか、なかなかもう一人が出て――きた!
「は……い!」
丸眼鏡くん十八番の挙手なのだが
「何や、珍しく躊躇しとるやんか」
「あ、はい。名誉挽回のまたとない機会かとは存じますが、やはりあの紙切れのことが気にかかって」
「ほんならな……このわいと和紙屋からの吉報でも、首を長うして待とか?」
「いちいち、うざいやっちゃな。で、あと二人ばかし……」
そこにすぐさま
「この私が」
さすがの菊やんだったが――皆とも厄介事と思ったか、なかなかもう一人が出て――きた!
「は……い!」
丸眼鏡くん十八番の挙手なのだが
「何や、珍しく躊躇しとるやんか」
「あ、はい。名誉挽回のまたとない機会かとは存じますが、やはりあの紙切れのことが気にかかって」
「ほんならな……このわいと和紙屋からの吉報でも、首を長うして待とか?」
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