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八十七
どうやら自分の事と気づいた氷助、両手を上にあげ
「ほら私って、お縄になってません」
「あらま、失礼をば」
一旦、頭を下げた明智様だったが、再びゆっくりと上げながら
「じゃあ、おたくっていったい誰なの?」
「はい。私は」
これを脇から丸眼鏡くんが
「昨日、話題に上がった探り屋の氷助さんですよ」
「あら、おたくがそうなんだ」
「はい」
ここで破近が肝心な事に触れてきた。
「それでわかりましたん? 定吉が恋い焦がれていた相手っちゅうんは」
どうやら自分の事と気づいた氷助、両手を上にあげ
「ほら私って、お縄になってません」
「あらま、失礼をば」
一旦、頭を下げた明智様だったが、再びゆっくりと上げながら
「じゃあ、おたくっていったい誰なの?」
「はい。私は」
これを脇から丸眼鏡くんが
「昨日、話題に上がった探り屋の氷助さんですよ」
「あら、おたくがそうなんだ」
「はい」
ここで破近が肝心な事に触れてきた。
「それでわかりましたん? 定吉が恋い焦がれていた相手っちゅうんは」
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