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七十一
「自分は黙っとかんかい!」
ついに怒鳴るは吟味方、再び藤やんへと
「そん時、このおっさんが何したんや?」
「ここだけの話にしときましょう、と」
「ブチッ」
――とうとう、最後の糸が切れた模様。
「おのれな! 賊よりタチ悪いやんか!」
これに、ワナワナと菖蒲殿
「ま、また謹慎しますんで……」
「何ぬかしてんねん! 謹慎してもこの有り様やろが!」
「へ?」
「木俣はんにお願いしてな……」
破近、声を張り上げ
「遠島にしたるわな!」
「自分は黙っとかんかい!」
ついに怒鳴るは吟味方、再び藤やんへと
「そん時、このおっさんが何したんや?」
「ここだけの話にしときましょう、と」
「ブチッ」
――とうとう、最後の糸が切れた模様。
「おのれな! 賊よりタチ悪いやんか!」
これに、ワナワナと菖蒲殿
「ま、また謹慎しますんで……」
「何ぬかしてんねん! 謹慎してもこの有り様やろが!」
「へ?」
「木俣はんにお願いしてな……」
破近、声を張り上げ
「遠島にしたるわな!」
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