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六十六

「何でも奇岩屋が言うには、その癪の薬を大徳屋まで届けたのが三日前だと。これを信ずるならば、砒素を盛った者はその後に実行したかと」


「なるほど、こら重要なとこや」


「はい。ですから、半次さんの三日前から本日までの行動を調べる必要があると思われます」

 菊やん、ここでおもむろに懐より取り出したのが


「ちなみに、これが癪の薬です」


「お、抜かりないやん」

 

 ここにきて初めて笑顔を見せた吟味方、手にした薄茶の包みを眺めている。



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