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五十七
「まず最初に訪れた魚極楽なる海鮮屋の定吉さんですが、昨夜より行方知らずでした」
「うーむ。それで次は?」
「大徳屋なる呉服問屋の半次さんは、床の上でもがき苦しんでおりました」
主、これに思わず
「もがき苦しむじゃと?」
「はい。何でもヒソヒソの砒素を盛られたとかで」
「前二つのヒソは余計な……な、な、何と、ひ、砒素とな?」
今度は主が顎を外しかけている。しかし、そこは何とか踏ん張って
「も、盛られたというのは?」
「まず最初に訪れた魚極楽なる海鮮屋の定吉さんですが、昨夜より行方知らずでした」
「うーむ。それで次は?」
「大徳屋なる呉服問屋の半次さんは、床の上でもがき苦しんでおりました」
主、これに思わず
「もがき苦しむじゃと?」
「はい。何でもヒソヒソの砒素を盛られたとかで」
「前二つのヒソは余計な……な、な、何と、ひ、砒素とな?」
今度は主が顎を外しかけている。しかし、そこは何とか踏ん張って
「も、盛られたというのは?」
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