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十二
そして一方、某倉庫の二階では
「おマキは菓子が食べたいのだ!」
これに相手が
「そこにおかきがあるだろ?」
だが
「そんな婆臭いものではなく、饅頭が食べたいのだ!」
「饅頭? おまえさんは人質なんだぞ? わがまま言える立場か!」
でも、一切気になどかけない娘
「人質でも饅頭が食べたいのだ!」
さすがに相手が声をあげ
「駄目ったら、駄目!」
「わかった」
一応頷いてみせた娘だったが、いきなり走り出し
「ここから飛び降りるのだ!」
そして一方、某倉庫の二階では
「おマキは菓子が食べたいのだ!」
これに相手が
「そこにおかきがあるだろ?」
だが
「そんな婆臭いものではなく、饅頭が食べたいのだ!」
「饅頭? おまえさんは人質なんだぞ? わがまま言える立場か!」
でも、一切気になどかけない娘
「人質でも饅頭が食べたいのだ!」
さすがに相手が声をあげ
「駄目ったら、駄目!」
「わかった」
一応頷いてみせた娘だったが、いきなり走り出し
「ここから飛び降りるのだ!」
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