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四十三

「見るからに、もはや仏さんよねえ」


 ここで同行してきたもう一人の同心、藤殿が


「右手に何か握りしめていますよ」


「ん? 確かに紙の切れっぱなしがはみ出てるねえ……じゃあ、貴殿が手を開いてみて」


「あ、はい」

 丸眼鏡くん、数を数えるように指を一本ずつ立たせ――五つ数え終えた時、その掌の中には


「紙切れが一枚だけですね」


 その一辺が三尺ほどの四角の紙切れ。これを取り上げた菖蒲殿、裏表を見ながら


「何も書かれてないわね」



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