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四十一
「よくわかりました。では、その薬なんですが……直近で大徳屋さんに届けられたのは?」
「少々お待ちを」
主、傍らの棚にある帳面をめくり
「三日前でございます」
これらを控えている菊やん、その三日前という三文字の下に線を引いたあと
「処方についてですが……朝晩の食を取った後とか?」
「いえ、癪が出たその都度です」
「そうですか……では、これにて引き上げますが」
そして菊やん、一言
「その薬とやら、是非とも拝借したいと」
「よくわかりました。では、その薬なんですが……直近で大徳屋さんに届けられたのは?」
「少々お待ちを」
主、傍らの棚にある帳面をめくり
「三日前でございます」
これらを控えている菊やん、その三日前という三文字の下に線を引いたあと
「処方についてですが……朝晩の食を取った後とか?」
「いえ、癪が出たその都度です」
「そうですか……では、これにて引き上げますが」
そして菊やん、一言
「その薬とやら、是非とも拝借したいと」
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