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三十六
二人して『そこ』に目をやったところ、広げられたは薄茶色した薬包の紙
「何の薬でしょう?」
「せがれは癪持ちでしてな」
「そうでしたか。ならば常に持っておられたと……ちなみに、どこより頂戴しているものです?」
「そこから疑いをかけなさるか?」
菊やん、これに笑顔で
「一応これでも、南町の同心ですから」
さすがに目を丸くした主
「同心様でしたか!」
「はい。まだ日は浅いですが……もちろん、教えていたいただけますよね?」
二人して『そこ』に目をやったところ、広げられたは薄茶色した薬包の紙
「何の薬でしょう?」
「せがれは癪持ちでしてな」
「そうでしたか。ならば常に持っておられたと……ちなみに、どこより頂戴しているものです?」
「そこから疑いをかけなさるか?」
菊やん、これに笑顔で
「一応これでも、南町の同心ですから」
さすがに目を丸くした主
「同心様でしたか!」
「はい。まだ日は浅いですが……もちろん、教えていたいただけますよね?」
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