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十九

「この横島屋、それは歴史ある薬問屋でしてな。いずれは、お冴の婿となる者も後を継ぐこととなりましてな」


「それはまた栄誉あることで」


 素直に受け答えする氷助だが、いちいちこれが主の自尊心をくすぐるようで


「むふふふ。だからこそ氷助殿には……その蝉らの素性を一匹ずつ洗い出していただきたいと」


「わかりました。それで、その蝉って何匹くらいいるんです?」


 これに爺が胸を張り


「三匹にものぼりましてのう」


「案外、ですね」



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