3114/3502
十七
「おお、久恩寺殿! よう、この爺の頼みを聞いてくれましたな!」
江戸有数の薬問屋である横島屋の主、鬼門に招かれた氷助
「いえいえ、横島屋様。こちらの方こそ、数ある探り屋の中から選んでいただき光栄でございます」
「ふぉっふぉっふぉっ、これまたご謙遜を。では久恩寺……」
「あ、氷助で結構です」
「ならば氷助殿、はよう中へ。あ、そのままでよろしいですぞ」
これに氷助、早速上がったところ
「おいこら、草履くらい脱がんかい!」
「おお、久恩寺殿! よう、この爺の頼みを聞いてくれましたな!」
江戸有数の薬問屋である横島屋の主、鬼門に招かれた氷助
「いえいえ、横島屋様。こちらの方こそ、数ある探り屋の中から選んでいただき光栄でございます」
「ふぉっふぉっふぉっ、これまたご謙遜を。では久恩寺……」
「あ、氷助で結構です」
「ならば氷助殿、はよう中へ。あ、そのままでよろしいですぞ」
これに氷助、早速上がったところ
「おいこら、草履くらい脱がんかい!」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。