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十
「そらそうだが……」
「もしもでんな? 長三郎のお裁きが木俣はんの判断間違いやったとしたら、逆恨みとはなりまへんさかい、環はんの罪も軽くなりますわな?」
この問いかけには木俣様、お奉行の顔にて
「それは断じてない!」
「あ、さいでっか。ほんなら、やっぱ死罪っちゅうことで」
「あ、いや、それは」
公と私との間で揺れる相手。
破近、ここで膝を叩き
「そや! 実際に働いたんはあいつら三匹だけやさかい、何も言ってこんわな!」
「そらそうだが……」
「もしもでんな? 長三郎のお裁きが木俣はんの判断間違いやったとしたら、逆恨みとはなりまへんさかい、環はんの罪も軽くなりますわな?」
この問いかけには木俣様、お奉行の顔にて
「それは断じてない!」
「あ、さいでっか。ほんなら、やっぱ死罪っちゅうことで」
「あ、いや、それは」
公と私との間で揺れる相手。
破近、ここで膝を叩き
「そや! 実際に働いたんはあいつら三匹だけやさかい、何も言ってこんわな!」
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