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 相手の言葉に反応した破近


「その言い方、やっぱ思うた通りやわ」

 そして、すぐに立ち上がり


「ほな、失礼しまっさ」


「お、おい! ちょっと待て!」


 すでに背を向けている男


「待ちまへん」


 これに両手まで合わせてきた、これでもお奉行が


「相談とは言わぬ、せめて話くらいは聞いてくれい!」



「もう、しょうおまへんなあ」

 

 再び座布団の上にいる破近

 これに早速


「今度の裁き、どうしたものかと……」


「あのな……それを相談言いまんねん!」



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