3097/3502
四十七 完
「えろうすんまへん」
形だけ頭を下げた破近だったが
「そんな秀でた料理人がでっせ、万が一に自害するとしてもでんな」
そこで与太を見やり
「……我が包丁を使いやしませんよってな!」
すべてが終わり、場の空気も緩んだ頃
ぽつりと明智様が
「五対二だったのが、終わってみれば零対七になっちゃいましたね」
「うんにゃ、一対六でっせ」
「え? 一って誰?」
「ほれ、そこのもん」
破近の視線の先には菖蒲殿
「端から除けもんやさかい、な」
「えろうすんまへん」
形だけ頭を下げた破近だったが
「そんな秀でた料理人がでっせ、万が一に自害するとしてもでんな」
そこで与太を見やり
「……我が包丁を使いやしませんよってな!」
すべてが終わり、場の空気も緩んだ頃
ぽつりと明智様が
「五対二だったのが、終わってみれば零対七になっちゃいましたね」
「うんにゃ、一対六でっせ」
「え? 一って誰?」
「ほれ、そこのもん」
破近の視線の先には菖蒲殿
「端から除けもんやさかい、な」
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。