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四十四
「うーん……」
顎に手をやった桜殿、だがその顎がなかなか見つからずに
「ああ、イライラするわ……あ、何でもない。で、えっと、確かこやつは戸口に突っ立ったままだったわ」
そして、すぐに気づき
「そうか! さては、その際に棒を回収したんだな? わしはてっきり、びびっておるかと」
これを聞いて、菊やん笑顔で
「というわけですよ、藤殿」
「はい、よくわかりました!」
だが依然として、何やら一人ブツブツ言ってる桜殿だったが――
「うーん……」
顎に手をやった桜殿、だがその顎がなかなか見つからずに
「ああ、イライラするわ……あ、何でもない。で、えっと、確かこやつは戸口に突っ立ったままだったわ」
そして、すぐに気づき
「そうか! さては、その際に棒を回収したんだな? わしはてっきり、びびっておるかと」
これを聞いて、菊やん笑顔で
「というわけですよ、藤殿」
「はい、よくわかりました!」
だが依然として、何やら一人ブツブツ言ってる桜殿だったが――
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