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四十三
「なるほど! ではその時に、そのつっばり棒を蹴り割ったわけなんだ!」
だが
「……二つが混じってますけど」
こう冷静に指摘した菊やんだったが、なおもしつこい丸眼鏡
「二つって? ま、いいか。で、その何とか棒なんですが、そのままにしておくと貴殿の目に触れるおそれもありますよね?」
これに菊やん、いきなり向きを変え
「ね、桜殿?」
「ん? どうした?」
「我々が亡骸を見てから、その胸の包丁について与太に聞かれましたよね?」
「なるほど! ではその時に、そのつっばり棒を蹴り割ったわけなんだ!」
だが
「……二つが混じってますけど」
こう冷静に指摘した菊やんだったが、なおもしつこい丸眼鏡
「二つって? ま、いいか。で、その何とか棒なんですが、そのままにしておくと貴殿の目に触れるおそれもありますよね?」
これに菊やん、いきなり向きを変え
「ね、桜殿?」
「ん? どうした?」
「我々が亡骸を見てから、その胸の包丁について与太に聞かれましたよね?」
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