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三十八
やがて立ち上がり、同じ様に腕を組んでいるお二人さん。
「木屑に、釘穴二つ……」
この菊やんに続いた桜殿、さらに先へと進み
「木に、二ヶ所に残っている細き釘穴………」
交互に一歩ずつ前へと
「木が敷居と引き戸に打ち付けられて、いた?」
無論、駄洒落などではない。
はたして二人同時に、異口ーー異音?
「しんばり棒!」
「つっかえ棒!」
微妙に惜しいが、同じ物には相違ない。
そして顔を合わせ、すぐに部屋の中へと駆け込んだーー
やがて立ち上がり、同じ様に腕を組んでいるお二人さん。
「木屑に、釘穴二つ……」
この菊やんに続いた桜殿、さらに先へと進み
「木に、二ヶ所に残っている細き釘穴………」
交互に一歩ずつ前へと
「木が敷居と引き戸に打ち付けられて、いた?」
無論、駄洒落などではない。
はたして二人同時に、異口ーー異音?
「しんばり棒!」
「つっかえ棒!」
微妙に惜しいが、同じ物には相違ない。
そして顔を合わせ、すぐに部屋の中へと駆け込んだーー
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